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汕頭のおやぶん 3

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その後もおやぶんのマネージメントのおかげで、仕事は非常にスムースに進みます。

いつもなら我先に入り口に押し寄せるセールスマンたちも、今日は一列に整列です。


でも1時間経ち、2時間経ちするうちに問題が・・・


おやぶん、飽きてきました。


ずっと座っているのが苦手みたいです。

そりゃそうだ、おやぶんだもの。


セールマンが持ってきたサンプルに手を出して遊んでいるうちはまだ良かった。
そのうち誰かが持っていた電撃ラケットでセールスマンの頭をたたき始めました。


電撃ラケットって知ってますか?

ハエとか蚊なんかを叩くテニスラケット状のもの、叩いた瞬間にそこそこ高圧な電流が流れます。


部屋の中に

「バチッ、バチッ」

という音と、食らったセールスマンの

「アヒャ、やめてくださいよぉ」

という声が・・・
そこにかぶさるおやぶんの

「ガハハハハハ」

という豪快な笑い声。


いやちょっとした地獄絵図でした。


でもお前らには手を出さなかったんだから良かったじゃないか?


うん確かに手は出さないし、僕らには非常に紳士でしたよ。
ある一瞬を除いては・・・


商談中に、なんか冴えない自動車のおもちゃのサンプルをおやぶんが持ってきたんですよ。

まぁ通常なら即決で

「要らない」

っていうタイプの商品。

ふとウチのエージェントの顔見たらものすごい真剣な表情で自分の顔見つめてて・・・

察しましたよさすがに。
電撃ラケット喰らうの嫌だしね。
ビシッと言ってやりました。

「かっこいいですね、とりあえずコンテナ1本貰いますよ」


今思うとこれが忖度ってやつ・・・


ちなみにおやぶんは3年ほどたってバブルが崩壊したら、サッサとおもちゃや止めちゃいました。

今頃何してるんだか・・・別に会いたかないけどw



汕頭のおやぶん 2

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カモが鎮座している部屋の前で、おとなしく順番を待つことなんて中国人に出来る?


言うまでもなく無理。


ということで、自分たちが入っている部屋の前はいつもけっこうなカオス。

それこそ小突き合い程度で済めばいいけど、下手すると怒号の響きあう戦場に。
トイレに出るのも躊躇するような状況にいつもなっていたんですが・・・



その日に限って部屋の前はシーンと・・・
なんか無駄話すらあまりしない。

おとなしく並んでる。
あの中国人たちが?

しかも質の悪いおもちゃ村のセールマンたちです。


そこに外から、何も考えずにワイワイガヤガヤと賑やかに数名のセールスマンが建物に入ってきて、何も考えずにいつも通り割込みしたところ

「並べや、このクソやろぉ~」

外れの方に座っていた人相の悪いおっさんが立ち上がって、怒号とともに割込み野郎の背中に飛び蹴り。


くらった方も半分チンピラみたいなやつらですから

「くぁwせdrftgyふじこlp」

反撃に出るなコレ。
やばい大乱闘かも・・・と思ったら素直に

「すみません」

って言って外に出ていきました。



何事?


部屋に入ってエージェントに聞きました。

「アレ何者だよ?」
「実は地元のアチラ関係のおやぶんなんだよね」

なんでもおもちゃが儲かると聞きつけたおやぶんは、副業でこの玩具商社をオープンしたそうで

さらに続く・・・

汕頭のおやぶん 1

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汕頭


聞いたことありますか?
普通の日本人には多分聞き覚えがない地名。

でも玩具の仕事に係る人々には、ファッション関係者における原宿くらい無視できない場所になっています。


細かい統計はないのであくまで私見ですが、いま日本で販売しているおもちゃの3割以上は中国の汕頭の澄海という街で作られたものです。

なぜここが玩具生産の一大拠点になったのか、私にはいまだに謎なのですが、10数年前この街は玩具バブルに沸き上がりました。


とにかく玩具は儲かる!


なんせ、数か月前には薄汚れたタンクトップで昼から白酒飲んでほろ酔い加減で自転車漕いでたおっさんが、ロレックス着けてベンツに乗ってブランデー飲んでるんですから・・・
ちょっとしたゴールドラッシュ。

猫も杓子も皆目指せおもちゃやです。


ある日、澄海にいつも通り仕入れに向かったところ、ウチのエージェントがいつもと違う商社に私たちを連れていきました。


当時汕頭での仕入れは

 1.バイヤー(海外から来たカモ)をどこぞの商社のショールームに連れていく
 2.各メーカーのセールスマンがその商社の入り口に並ぶ
 3.順番にバイヤーにサンプル見せながら商談

という手順で進められていました。


が、しかし。

問題は2番、ちょっと想像してみましょうよ・・・
整然と商社の前に整列する中国人の姿を・・・

無理だよね。
あり得ない。
並ぶわけないよ。

長くなったので続きます。



オーシャンスコープ

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昔からお土産屋さんではけっこう双眼鏡が売れるんですよ。

多分、風光明媚なところに旅行に行って景色見るのに使うんではないかと・・・


よくありますものね。
100円入れる双眼鏡。

誰が使うのかなアレ?


で、そのコイン式の双眼鏡の代わりに購入されているのではないかと思われるのがこちら。



正直見え具合は値段相応。

「光学機器なんてそんなもんです」

開き直ってしまっては身も蓋もないのですが、やはりレンズの質はどうしても価格に比例してしまうもので、このプライスレンジではここいら辺までかな。


その代りと言っては何ですがこちらの双眼鏡は

か・わ・い・い ♥

イルカ、シャチ、サメの3種類。



イルカショーを見るのに使って欲しいなぁ。


動物デザインの「アニマルスコープ」、恐竜デザインの「ダイナソースコープ」もあり〼




海のなかまのキラキラジュエルビーズセット

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女の子向けの玩具については、いまだに謎ばかりです。

たぶん私が男であることが大いに関係していると思いますが、どうもそれだけではないように思えます。


以前は抱き人形、着せ替え人形、おままごとセット、お医者さんセット。

こんなところが売れ筋だったと思うのですが、ここ最近・・・


女の子って何して遊んでるんですかね?
本当に謎です。


そんな状況のなか、シールやノート、ペンなどのステーショナリー系や粘土やビーズ、編み物なんかのホビー系の商品は案外手堅いという感じ。


特にビーズセットははるか昔から今日まで、派手に売れこそしないものの、演技が上手な名わき役とでもいいましょうか・・・確実に売り上げを作ってくれるありがたい商品です。


今でも数種取り扱いがありますが、そんなビーズセットの最新作がこちら



あまり良いケースがなかったのでオリジナルでイルカの形のケースを作ってしまいました。


中の大粒ビーズもオリジナル!



一見するとわかりませんが、実は結構開発費用が掛かっている力作です。


カプセル玩具

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数年前から細々とカプセル玩具の開発、卸売をさせていただいております。

B社さんやらT社さん等々、メジャーな会社さんとは比較するのも恥ずかしいのですが、今年のウチはちょっと違う。

ちょっと水族館寄りに舵を切ってみようかなと・・・


オープンなマーケットでは中々戦うのが厳しいので、得意なマーケットでもう少し攻めてみようかと思ってます。


先日会計士さんに聞いたのですが、これどうやら

「ランチェスターの法則」

というらしいです。


戦力で劣る弱者は局地戦を行うべし。

思いっきりかいつまむとこんな話らしいのですが、意図せずして弱者の戦略をとってしまうあたりが、生まれついての弱者というか情けないというか・・・(T△T)


とりあえず弱者なりに商品開発しております。


昨年より「光る」シリーズをリリース。


「どこdemo光るくらげ~」



「光る♪ぴかぷかメンダコちゃん」


の二点は発売済み。


4月に第3弾。

「ゆるピカ♪ちんあなご&ニシキアナゴ&フレンズ!!」


を発売予定。


見かけたら回してあげてね ( `・∀・´)ノヨロシク


びにょ~んNAなアニャ~ゴす

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スクイーズが流行っています。


ウチでも色々な材料、形、サイズで取り扱っていますが、なかなか魚への展開が難しくて、水族館アイテムとしては取り扱いあぐねていました。


ある日、のびる素材のバナナを見た瞬間、

「こ れ だ!」

いつも通り、いらない天啓が降りて来てしまいました。
過去このいらない天啓のせいでどれほど損しているか・・・・・・


形はぴったり、素材感も良し、値段的にも問題なし。


で、開発スタートしたんですが、けっこう面倒でした。




この材料、印刷がなかなか定着しません。 一見良い感じに仕上がっても、少しこするとすぐに消えてしまいます。


印刷方式を変えて、塗料を変えて、塗料の量を調節して・・・

結果、随分マシにはなりました。
が、やっぱり強くこすると消えてしまいます。


そりゃそうだよね、消しゴムの表面にペンで落書きしてるみたいなものだから。
当然表面削れれば消えちゃいます。


最終的にどうしたかというと・・・・

「こすらないでください」

注意表記して逃げてしまいました。


本当にごめんなさい。

強くこすらなければ大丈夫ですから許してください。